(副題) 

     

 乗り換え駅(分倍河原)で反対向きの電車に乗り、泣きながら引き返す。
なんてことをしちゃったのに、開始2時間も前に着いちゃいました。

     
  「また降り出した雨の中、列に並ぶのか…」
と、覚悟したのですが、
 すぐに入れました。
運営陣に拍手だな。
     
                アルディージャのおかげで、こっち側はオレンジ基調

 雨難民キャンプと化したコンコース ファミリージョインデーの一環?

                          本日のひよこ視点
       
                             ピッチ上にいるのは、前座試合をしているどこぞのチビッコ達です。




 お約束通り、前半はエスパが向こうに攻めます。
 エスパサポの近くで推移するよう、レッズに持たせます。心憎い演出です。
 レッズは少ないタッチで球を中央から右へ。右に寄せといて大きく空いた左(エスパの右)に展開(これ、効果的でした)。
 そこから切り込んだり、中に入れたりしてきます。

エスパは中盤でのブロックと、ゴール前でのブロックが堅い堅い。
レッズはパスは回せど、シュートまでは持ち込めず。
「手詰まりなんだからそこで撃てばいいのに」
と私でさえ思う場面でも横パスすることも多く、あまり怖くはありませんでした。
 もっとも、球離れはすこぶる良いので、時折はチャンスを作ってきました。
30分位のエジミウソンのシュートシーンがその最たるものでした。
思わず、
「止めて!嫌ー!!」
と叫びそうになりましたよ。
 この試合を含めると、4試合連続完封負けを喫することになったレッズですが、
攻撃だって、コンセプトはかなり良いと感じました。相手がエスパじゃなかったら、点を獲れそうに思えるのに、
何故、4試合も無得点なんだろう?
 あっ、4試合中、2試合がエスパ戦なのね。じゃ、仕方が無いね。
 次の試合あたりでは勝てるかもね。

 エスパの攻撃はというと、回数はレッズより少ないものの、結構シュートで終われていたんじゃないかな。
 遥か向こうの様子は詳らかには分かりませんが、後ろから観ていて
「惜しかったぁ!」
てのが3回ほどありましたかな。
 児玉の大きなセンタリングをレッズDFがゴール方向に溢したのほすかさず兵働が狙って詰めたのとか、
 雨で坪井が滑って失った球を、ヨンセン→岡崎シュートとか、
 CK→ファーの青山ヘディングシュート
などです。

 スコアレスで前半終了。いつの間にか雨は止んでました。何時ごろ止んだか覚えていません。
 いよいよ、目の前のゴールにエスパが得点する後半なのですが、雨はしっかりまた降りはじめました。

 後半10分位、ゴールライン際から中へマイナスのパス、倒されて(笛は鳴らず)PA横に零れたのをダイレクト
で戻し、兵働がダイレクトボレー!  良い所に飛んだのに都築余計なことすんじゃないよ!
 これは本当に惜しかったぁ!

歓喜は後半25分に訪れました
 ピッチ中央で球持ったヨンセンがそのまま持ち込む、持ち込む。
戻るレッズ。攻め上がるエスパ。
ヨンセン、持ち込む、持ち込む。
戻るレッズ。攻め上がるエスパ。
ひよこ「市川がフリーだ!右に出せ~!
ヨンセン、持ち込む。
私の指示より一拍遅れて(このタイミングの方が良かったよ。ヨンセン流石だ)
ヨンセン→市川
市川、シンプルに真横にグラウンダー!
懸命に戻りつつあったレッズ、急には止まれずコケる。
ペナルティアークを横切った球の先には、枝村!!

       枝村、ダイレクトで右足一閃!!! 

 都築の手をすり抜け、ネットに突き刺さりました!!

 盛り上がるゴール裏!

ドドンヘイだ!
ひよこの今期
初ドドンヘイだ!!


「これだよ、この気持ち良さを味わうために私ぁ、来てんだ!」

更にこの10分後、
相手陣内で岡崎が球奪取!(平川?ぶっ飛んでましたな)
そのまま50m以上を独走!
ヨンセンは中央を併走。守るは、坪井のみ。
枝村とレッズ一人も走り込みかけるが、数的には圧倒的に有利だ!
岡崎は自らシュートを選択。この判断は正解でしょう。坪井の判断のクレバーさは秀逸なので、
遅らされたり、パスしてカットされたりするより余程良い。
 ただね、止めた都築の反応が良かったのだが、決めたいシュートでした。
あっ、大勝しちゃうと(We areが不機嫌になり)エスパサポの帰路が危険になるから遠慮したのかな?

 これが決められなかったからか、この後すぐ岡崎→原
更にその2分後には、兵働→真希 の交代で、
             
こんな感じになりました。
 このままではまた完封負けになるレッズは泣きそうになりながらかどうかは定かではないが
坪井の1バック気味で攻めようとしますが、ロスタイムに入る直前、エスパのカウンター炸裂。

 ロングハイボールを途中出場の原がDF二人を翻弄しつつキープ。
(同じく途中出場の)純平が走り込む時間を作ってから、ヒールパス!
ひよこ「巧い!絶妙だ!
 勢いを止めずに貰えた純平の1タッチ目がちょっち長かったかな。
 2タッチ目でシュート!間近まで迫っていたので、コントロール重視のインサイドキックでした。
このチョイスは的確でしょう。それだけに、枠に飛ばして欲しかったな。
あっ、大勝しちゃうと(We areが不機嫌になり)エスパサポの帰路が危険になるから遠慮したのかな?

ロスタイムは4分。
このままではまた完封負けになるレッズは泣きそうになりながらかどうかは定かではないがリスク覚悟で攻めます。
でもエスパの守備は堅く、近くからはシュートを撃たせません。

ひよこ「もう終わって良いよー」
と、3回目に呟いた瞬間、試合終了!

  盛り上がるこっち側!勝利のドドンヘイ!

  
見事なまでに静まり返る向こう側その他全部!

嗚呼、嬉しい!、嗚呼、気持ち良い!
後半途中から左膝が何故か痛くなってきてたのだが、そんなの関係無い。
さぁ、皆で勝ロコだ!
 レッズ戦での白星は、通常の5倍は嬉しい!

 4日前のアウスタに参戦したエスパサポも勝ち組だが、
今日、この場に居合わせている我々も負けず劣らず大勝ち組だ!

 
選手による勝ロコは行われず、ちょっと残念に思ったのですが、考えてみれば、この判断は
適切だと言えます。
 ガンバ(広島でしたっけ?)が受けた被害は記憶に新しいですし、勝ロコはそのガンバのパフォーマンスより派手ですもんね。
We areに”挑発行為”とインネン付けられるのは、確実だったでしょう。

左膝は痛くなる一方だが、最高の気分でスタジアムを後にしました。
 ここに出るまでレッズサポとの接近遭遇は一切無し。運営陣の工夫が窺われます。
まぁ、XXなサポを抱えているんで必要に迫られた結果なんでしょうね。
”必要は発明や、工夫の母"
ってことなんでしょう。
 「いよいよ、ここからが要注意ゾーンだ」
気を引き締めて臨んだのですが、

最後まで不愉快な目や、危険な目に遭いませんでした。
 そういえば、このサイトを開いてから3年近くになりますが、
(私個人としては)レッズサポの被害に遭っておりません。
 彼らの蛮行はこれからも記述するつもりなので、悪くなかったことも書かないとフェアじゃなくなると思い、
記しておきます。

 幸い武蔵野線では座れたのですが、膝が尋常でなく痛くなってきて、立とうと思っても、埒があかない。
終点だったので、皆が降りてから、幼児のように伝い歩きで降車するも、左足には一切の負荷が
掛けられない状態なので、右だけで恐る恐る帰ってきました。南武線、京王線共空いていて、
手すりがある端っこの席に座れたのは、何にも代えられない幸運でしたな。手摺りに縋らなければ、
停車中に降りることは出来なかったでしょうね。

 一夜明けたら多少は腫れと痛みが薄れたのですが、まともなことは何も出来ません。
ひよこのくせに観戦記を翌日に書き上げたのは、他に出来ることが無いからなのでしたぁ。
次回の観戦は、9/6ナビスコ準決勝第2戦@味スタの予定です。